大河「天地人」-二十三回「愛の兜」2009/06/07 23:30

第23回「愛の兜」。前回に引き続き今回も三成の登場は無しでした。

冒頭に近いシーンで兼続が書状を読むシーンで、ちょっとだけ三成という言葉がでましたね。そこだけだっかなあ、三成の出番は。
・・・という訳で、本筋から離れたところでまた少し感想を書きます。

このシーンで上洛を渋る景勝に対し、もしも先に家康が上洛したら不利になると兼続が諭していました。

確かにこの時期、豊臣政権内には、家康を東国政策の中心に起き徳川家を宥和的に政権に取り込もうという動きと、上杉家を中心に関東政策を行い、徳川・北条を力で抑えこもうという考えの対立がありました。

妻夫木兼続が懸念する状況はありえたわけですね。
三成は、その中でもちろん後者の上杉派に近い立場にいましたが。

ちなみに景勝が上洛し、のちに家康が上洛しても政権内にこの構図はまだ残っていました。
よく集権派とか分権派とか言われる対立です。実際はそんな簡単な言葉では色分けできませんけど。

いずれにせよ地力に劣る上杉家が豊臣政権下で生き残りを図ろうとすれば、より政権内の集権派に密着するしかなく、その結果として徳川と対立関係に組み込まれていくのも歴史の必然的なものがあったのですね。

(・・・といった内容を、以前「疾風 上杉謙信」所収「豊臣政権と上杉家の選択」に書きました。
これは未だ絶版になってないかなあ)