【大河・真田丸】尾藤氏のことなど2016/05/28 18:28

大河ドラマ「真田丸」第20回「前兆」では、山本耕史三成が、中々良いキャラになっていましたね。
今までは切れ者だけど嫌な奴、的な雰囲気も出てましたが、今回では秀吉に命懸けで諫言するところは良かったですね。

「諫に付いては、吾気色を取らず。」
という三成評どおりの役どころでした。

鈴木京香お寧(北政所)が、秀吉と三成の仲裁に入るシーンも中々ポイント高い。
これまでのドラマでは「三成=淀殿派=反北政所派」との通説イメージから、北政所と三成が良好な関係に描かれることは少なかったですね。

三成と北政所は近い関係にあったというのは、故・白川亨氏が盛んに主張されていたことで、根拠もある説なのですが、中々これまでの歴史ドラマの中でそういう取り上げられ方はされていません。が、「真田丸」ではその辺も新たな展開があるかもしれませんね。

三谷脚本の今後に期待します。

さて今回は秀吉の落書事件が取り上げられており、落首事件の犯人とされる「尾藤道休」という人物が登場していました。

道休の素性は私はよく知りませんが、同じく落首事件に関わったとされる人物「尾藤知宣」の同族と言われる方がいますね。

ご存知の方多いと思いますが、尾藤知宣は、三成夫人の父・宇多頼忠の兄で、三成の伯父に当たります。
秀吉初期家臣団の中心人物の一人ですが、九州攻めの失態により秀吉に追放されています。
落首事件の嫌疑は逃れたものの、その後、北条攻めの後に秀吉に処刑される悲劇的な人物です。

知宣の子は、その後、連座を避けるため、三成の父・正継の猶子となり宇多頼次を名乗って、真田昌幸の娘を妻に迎えます。
三成は姻戚である尾藤一族の保護に力を尽くした分けですが、尾藤氏・真田氏・石田氏の繋がりには、まだまだ知らていない史実が隠されているように思えます。