三成-昌幸相婿説に関連して2016/11/06 20:40

このブログでも何回か書いたように思いますが、真田昌幸と三成は、ともに宇多頼忠の娘を妻にした相婿だという説があります。
そういうことを書いた史料は確かにあるのですが、信憑性には問題あり、真田側の研究者にはほぼ否定された説ですね。

正直、私もどうかなぁ、とは思っていますが(そうだったら面白いとは思いますが)

これに関し、水野伍貴氏が、三成祭での講演でこんな指摘をされていました。
「三成らが挙兵後に、大坂にいる諸将の家族を人質として収容した際、混乱を防ぐ為、親戚筋に引き取らすようにした。たとえば前田関係者は、縁戚の宇喜多が引き取るなど。
翻って真田を見ると大坂にいた家族は大谷が引き取っている。これは大谷が、信繁との縁で一番の親戚だったからで、もし昌幸、三成が相婿だったら石田家が引き取っていた筈である。」

中々説得力のある意見ですね。
大谷が真田の家族の面倒みて他のは三成書状に書かれていますから。

ただ本当に石田家がどのような人質の収容をしていたかは、よく見る必要あるでしょうが。(あまり血縁関係なしにやってたような気もします。)

【大河・真田丸】秀次切腹2016/07/24 11:55

さて大河・真田丸ですが、秀次切腹まで来ました。

ドラマでは秀吉には秀次を切腹させる意思はなく、秀次が勝手に切腹したことになっています。
既に色んなところで書かれていますが、これは最近の矢部説に通じるものがありますね。
矢部氏は秀吉には秀次を切腹させる意思はなく、秀次が秀吉への抗議の意思を込めて、切腹したのだとの意見を述べています。

矢部説は、この秀次事件に新たな視点を与えたものですね。
前にも書きましたが、今回の大河は戦国史でのいろいろ最近の説を取り入れられています。

通説の、「三成が秀次を陥れた」と何でもかんでも、悪いことは三成にする、という展開では無くて良かったと思いますが、ただ秀次が一方的な思い込みで切腹した、というのは、あくまでドラマでの設定ですね。
秀吉と秀次の関係悪化は、時間を追って進んだものであり、秀次排除も政権内の誰か(三成ではないだろう)が、周到に準備したものと考えられます。

拙著で書いていますが、三成はこの事件収拾にはかなり苦労して、秀次家臣団の救済も行っています。

家系研究協議会講演2016/07/23 22:33

家系研究協議会の夏の例会(7・30)で講演させていただくことになりました。
テーマは「石田三成の真実」です。
案内は以下にあります。↓
http://www.geocities.jp/kakenkyou/